2024年秋にスタートした基礎コースを
13名様が修了され
FFAクリエイターに認定されました。
FFA基礎コース最終課題の認定作品とともに
数回に分けてご提出順でご紹介します。
■所属
JFFAA認定 基礎コース 東京堂教室1期
担当講師 Grace 岡田小百合
FFAクリエイター
フローラエール
矢口久美子 さま
■Instagram
https:www.instagram.com/floraailes87

■作品名
「ひな紫陽花シフォンケーキ」
■サイズ(cm)
直径10.5×高さ10.5
■作者より
●アピールポイント
プリザーブドの新作の紫陽花を
シフォンケーキにホイップしたクリームの上に添えて
キュートな雰囲気を演出しました。
●気づきなど
シフォンケーキを2段にしてクリームを挟むと
割と高さが出るのでバランスの面で迷いました。
オリジナルのシフォンケーキという事で高さも個性にしてみました。
●その他
作品作りの際にあれもこれもと想像しましたが
シンプルに作ってみたい作品にしてみました。
■講師より
作品「ひな紫陽花シフォンケーキ」は
まず何よりも提出の早さに
制作者の誠意と意欲が感じられました。
プリザーブドの新作紫陽花を用いた花材の選び方
そして柔らかな色の組み合わせには
繊細な優しさが表れています。
シフォンケーキの高さに迷いながらも
それを個性として取り入れた柔軟な発想と構成力が
作品の魅力をいっそう引き立てています。
全体として無理のないシンプルな構成の中にも
制作者の「可愛らしさ」へのこだわりが
しっかりと伝わってくる心温まる作品です。
穏やかで柔らかな世界を丁寧に表現されており
見た人の心をそっと包み込むような印象です。
この柔軟な発想と構成力が
今後の作品づくりにも活かされることを願っています◎
FFAクリエイター
谷 智子 さま

■作品名
「メロンタルト」
「オレンジパウンド」
■サイズ(cm)・縦×横×高さ 又は 直径×高さ (cm)
10×12×2(メロンタルト)
7×7×1.8(オレンジパウンド)
■作者より
●アピールポイント
マスクメロンの色
本物のパウンドみたいな色
●気づきなど
自分の使いたい色を見つける難しさと色の組み合わせの楽しさ
●その他
新しい作品ができた時にとても嬉しかったです。
■講師より
作品「メロンタルト」「オレンジパウンド」は
色彩へのこだわりが伝わる味わい深い作品です。
特にパウンドケーキの色出しには強いこだわりが感じられます。
実物を丁寧に観察しながら制作されたことで
焼きたてのような風合いが見事に再現され
実物を見ているかのような完成度です。
また、マスクメロンのグリーンも鮮やかで爽やかさがあり
魅力的なアクセントとなっています。
本作品の色の表現については
多くの質問を通して一つひとつ検討を重ねられ
何度もやり直しながら現在の表現にたどり着かれたのですが
創作への意欲が本当に素晴らしいと感じました。
今回の制作を通して、色材の扱い方や配色の工夫など
多くの知識と感覚を得られたことと思います。
作品の中に凝縮された探究心と工夫を
今後の作品づくりにも活かしてほしいと願っています◎
FFAクリエイター
A Factory さま
■Instagram
https://www.instagram.com/a_factory2018/

■作品名
「私のソウルフード みそポテト」
■サイズ(cm)
什器使用
17×10×8
単品(1本)
14×3.5×6
■作者より
●アピールポイント
衣にタレが染み込んだ感とタレが多くかかったところのテカリ感
●気づきなど
材料の組み合わせと使用に関する技法で、衣にタレが染み込んだ感じが変わる事(※)
●その他
秩父版天ぷら衣で作るみそポテトにも挑戦しました。
基礎コースの技法で衣を作ってみました(※)
■講師より
作品「私のソウルフード みそポテト」は
制作者の創作への熱意と意志の強さが随所に感じられる
心に残る一作です。
「衣」の表現には、何か月も前から丁寧に向き合われ
毎回のレッスンで試作をご披露いただきました。
柔らかなタレの染み込み具合、
香ばしさを感じさせる衣の質感など
フローラルフォームを使いながら
本物さながらのリアリティを感じる仕上がりには
観察力と技術力の高さが光っています。
基礎コースが始まった直後から
「みそポテトを作りたい」と明確なイメージを持ち
迷いなく制作に向かわれていた姿、
その情熱が今回の完成度に繋がっていると感じます。
次は何を形にされるのでしょうか…
今後の取り組みも楽しみにしています◎
FFAクリエイター
nori H さま

■作品名
「マンゴーのシャルロットケーキ」
■サイズ(cm)
10×10×12
■作者より
●アピールポイント
マンゴーの瑞々しさ、生のマンゴーのシャルロットケーキ
●気づきなど
材料の組み合わせと使用に関する技法で、フォームにつやがついたが
どの程度で生のマンゴーらしく見えるのかが難しかったです(※)
●その他
材料の組み合わせに関して、
本作品に関しては一緒に使えないことがわかり
他の組み合わせで作品に使えることがわかりました(※)
イチゴの着色については
本物らしくみえる絵具の使い方、混色がわからず大変でした。
■講師より
作品「マンゴーのシャルロットケーキ」は
果実の瑞々しさという難しいテーマに向き合い
試行錯誤を重ねて完成された一作です。
マンゴーの艶やかな表面は
材料の組み合わせや技法を丁寧に工夫され
フォームにツヤを持たせることで
“生の果実”らしさに近づけようとされた努力が伝わってきます。
また、基礎コースと
アフタヌーンティーコースの技法を掛け合わせ
技術を活かして自分らしい世界観に結びつけている点が
素晴らしいと感じました。
制作中の気づきや材料の組み合わせの発見も
大きな学びにつながっています。
何より作品全体が愛らしく整えられており
シャルロットケーキのデザインとしても魅力的で
見る人の心をやさしく包み込んでくれるようです。
素材や技法と向き合いながら、感性と工夫が詰まった一作。
その情熱が今回の完成度につながっています。
今後の取り組みも楽しみにしています◎
FFAクリエイター
明石 有衣子 さま
■Instagram
https://www.instagram.com/atelierfleutia

■作品名
「カラフルケーキ」
■サイズ(cm)
直径10.5 × 高さ 17.5
■作者より
・アピールポイント
カラフルで華やかなケーキ
・気づきなど
一部の材料は、シリコンモールドが使えるので表現の幅が広がる※
■講師より
作品「カラフルケーキ」は
色とりどりのパーツが丁寧に配置され
見た瞬間に心が弾むような華やかさを持つ一作です。
ピンク、イエロー、グリーンなどのカラーが調和よく並び
立体感と明るさのあるデザインに仕上がっています。
特にトップのフルーツや花飾りは
素材の質感と配色の工夫が光っており
キュートな世界観を効果的に表現しています。
見る人の気持ちが明るくなるような
優しい印象に包まれた作品です。
また、一部にシリコンモールドを活用されたことで
形の表現に幅が生まれ、装飾の繊細さにつながっています。
素材の可能性を見つけて取り入れる柔軟な発想が
とても素晴らしいです。
さらに、フローラルフォームを使った作品だからこそ可能な
「完成作品を切って魅せる」という構成も
とても印象的です。
断面に現れる色層や形の工夫によって
外観だけでなく“内側”の魅力までしっかり表現されており
作品に奥行きが生まれています。
明るい色彩、技法の工夫、
そして素材への挑戦がバランスよく詰まったこの一作。
今後も自由な発想で「かわいらしさ」と「楽しさ」を
かたちにしていかれることを楽しみにしています◎
※気づき・アピールポイントについて
作者の情報を基に、講師により一部の表現を調整しています。
作り方に該当する部分は、作者の貴重な情報として扱っているため
詳細の記載は控えさせていただきます