FFAクリエイター紹介(東京堂教室1期-2)


前回の投稿に続き
新クリエイターをご紹介します。
■所属
JFFAA認定 基礎コース 東京堂教室1期
担当講師 Grace 岡田小百合



FFAクリエイター
&happier さま

■作品名
「アップルパイ」
■サイズ(cm)
・ホール:直径19.5×高さ8.5
・1ピース:縦10.5×横11×高さ5.5
■作者より
●アピールポイント
パイ生地の中に入れたものと、ココットに入れたアップルフィリングの煮え方が違って見えたらいいなぁと思ってます。
●気づきなど
材料の種類により扱い方が異なるため、用途や表現に合わせて材料を選んで使用することが大事だと思います(※)
色付けは、何となくなイメージでなく、目標とする物をよく観察し近づけることで、本物に近づくのだと思いました。
●その他
作品作りの際にあれもこれもと想像しましたが
シンプルに作ってみたい作品にしてみました。


FFAクリエイター
小野千夏 さま

■作品名
「スィーツマカロン」
■サイズ(cm)・縦×横×高さ 又は 直径×高さ (cm)
直径10×高さ18
■作者より
●アピールポイント
中から光がもれる
●気づきなど
ボンドをいろいろ使った。
●その他
もう少し高いのを作りたかったが、円錐を抜く時に失敗した

■講師より
作品「スィーツマカロン」は
高さのある造形と“中から光がもれる”という
アイデアが魅力的な一作です。
光を通す構造や円錐を抜く際の難しさに向き合いながら
柔軟な工夫と前向きな挑戦が重ねられている点が印象的です。

また、本作品には
基礎コースとアフタヌーンティーコース
それぞれの技法が自然に組み合わされており
その融合によって生まれた
自由な構成と立体的な魅力に、
表現力の広がりと工夫が感じられます。

マカロンの愛らしさをはじめ、
光・質感・構造といった多様な要素に
丁寧に取り組まれた創作姿勢が心に残ります。
これからも、ひとつひとつの発想が
かたちとなって広がっていくことを楽しみにしています◎


■作品名
「王妃に捧げる薔薇のアフタヌーンティー」
■サイズ(cm)
約直径22× 高さ20
■作者より
●アピールポイント
クリームのコーティングにはたっぷり時間をかけて表面の滑らかさを追求しました。
●気づきなど
苦労した点はカットする時に誤差が出て調整が難しかったです。
●その他
念願叶いデコレーションケーキのホイップカバーも経験出来て本当に楽しく時の経つのも忘れるほどでした。
初夏のパリそしてプロヴァンスを訪れた経験がございます。
時を駆けてプチトリアノンで王妃に華やかなスイーツを捧げたい…。そんな想いで制作いたしました。

■講師より
作品「王妃に捧げる薔薇のアフタヌーンティー」は
優雅な構成が印象的で
まさに“贈り物”のような存在感を放つ一作です。
クリームの滑らかな表面には
作者の丁寧な時間の積み重ねが感じられ
絞りや装飾の細やかさからは
王妃に捧げるにふさわしい気品が漂っています。
カット時の調整にも真剣に向き合われ
構造面の難しさに工夫を重ねながら
美しいフォルムへと仕上げられている点が素晴らしいです。

また、初夏のパリやプロヴァンスへの想いとともに
“プチトリアノンに捧げる薔薇のスイーツ”という
世界観を造形に乗せたことに
作品の物語性が深く宿っているように感じます。
その詩的な着想と
技法への誠実な取り組みが融合したからこそ
この完成度に結びついたのですね。
コンセプト・構成・仕上げのすべてに
誠実な情熱と美意識がちりばめられた一作。
これからも、感性と技法が寄り添うような
作品との出会いを楽しみにしています◎


FFAクリエイター
友野 弥生 さま

■作品名
「いちごのホイップケーキ」
■サイズ(cm)
直径13.5×高さ11
■作者より
●アピールポイント
いちごは形を小さくし、薄くスライスをしました。クリームのデコレーションとパールの飾りで可愛らしさを演出しています。
●気づきなど
葉にグラニュー糖をかけると、ソフトな色合いになり、作品に柔らかさが出るので、とても勉強になりました。
●その他
もっとクリームの練習をしたいと思います。

■講師より
作品「いちごのホイップケーキ」は、高さのあるフォルムと
いちご・クリーム・パールの組み合わせによって
華やかで可愛らしい印象にまとめられた一作です。
甘さの中にやわらかさがあり
ケーキに咲いた花のようなイチゴの装飾が
優しい彩りを添えています。

いちごのサイズやスライスの厚みに工夫を重ね
パーツの整え方に繊細な意識が向けられていたことが印象的です。
また、アーティフィシャルの葉にかけたグラニュー糖が
作品全体にやさしいニュアンスを添えています。

クリームの扱いは難しさもありますが
作品全体の雰囲気をやさしく整えるポイントになっています。
さらに磨きをかけたいという前向きなお気持ちが伝わってきました。

花に向き合ってこられた造形のご経験が
作品の細部に表れています。
これからも、やさしい彩りとともに
FFAを通して“花のある世界”を紡がれていかれますよう
応援しています◎




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